リーシングって結局なんなの??(前編)

U&A不動産管理事業部の澤井です。
今回は題名の通り不動産における『リーシング』についてです。
前編と後編に分けて記事にしたいと思います。

今後の賃貸経営に役立つ情報を盛り込んでおりますので是非、最後までご覧ください。

結論:リーシングとは商業用不動産の賃貸を支援する業務

難しく書いておりますが、結局のところ不動産管理会社内ではリーシングとは一般的に募集業務を指すことが多いです。
募集業務とはご存じの通り空室になってしまったお部屋に新たなご入居者様を斡旋することになります。

それでは募集の流れに沿って大事な所を深堀していきましょう。

【募集業務の流れ】
①募集条件の策定
②間取り図面の作成
③ネット掲載
④仲介会社への周知
⑤一定期間引き合いがなければ①に戻り条件見直し
⑥お申込み後の契約業務(審査・書類作成)
⑦ご成約

目次

①募集条件の策定

募集開始の最初にして一番大事な項目です。募集条件の策定がしっかり行えなければ初動が悪くなり、かなり空室が埋まりにくくなります。

管理会社の担当者としっかり相談して競争優位性の高い募集条件を策定しましょう。
簡単ではありますが、2つの例を掲載します。

悪い例マーケットの調査をせずに従前の賃料や条件で募集したことにより競争優位性がない状態になり空室物件がネット上で埋もれてしまう。(物件検索しても下の方)

一度、埋もれてしまった物件は他の空き予定物件などの影響を受けて中々、仲介業者及び入居見込み者に認知されなくなってしまいます。

※募集開始から他の近隣物件もどんどん空きが出ることをお忘れなく・・・・。

良い例マーケット調査をしっかりした上で、他の募集物件より仲介業者及び入居見込み者に興味を持ってもらえる条件を策定する。仲介業者と入居見込み者の両方にとって良い条件を提示するのがポイントです。

・仲介業者:AD(広告料)が他の類似物件より多い
・入居見込み者:賃料が相場より少し安い、初期費用が他の物件より安い

良い募集条件の策定が早期成約に繋がることは間違いありません!
不動産屋さんから『前と同じ条件で募集しても良いですか?』には気を付けましょう・・・。
運よくマーケットにマッチしていて成約すれば良いですが、成約しなければ放置されてしまう可能性が大きいです。




②間取図面の作成

間取図面の作成についての重要性は弊社HP内の『リーシング』で詳しく解説していますので、ご興味のある方はご一読ください。

せっかくですので、少しだけ間取り図面について触れると空室物件の間取り図面はいわば商品のパッケージです。
皆さんは見た目の悪いパッケージの商品を手に取りますか?商品の内容(部屋)に興味を持ちますか?

答えは簡単でNOです!

どんなにお部屋や物件周りを綺麗にしていても実際に内覧してもらい認識してもらえなければ、成約には至りません。
所有されている物件がどのような図面で募集されているかを把握することは成約に向けてとても大事な要因です。

いかがでしたでしょうか、次回の後編では③のネット掲載からの記事になります。
この記事を読んでいただいたことで少しでもオーナー様の賃貸経営のヒントになれば幸いです。

ブログを読んでいただいた皆様が良い一日を過ごせますよう心より願っております。
それではまたお会いしましょう・・・

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